あらいくまたんです。
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T-fal圧力鍋15年愛用者が圧力鍋と活力鍋の比較をするシリーズです。
サバさんから、質問いただきました~。
鍋の構造
今回はそもそもの鍋の構造や安全性について紹介します。
圧力鍋は、沸騰している鍋の中から出る蒸気を密封状態で閉じ込め、適度な圧力に調整することで高圧高温を実現します。
安全対策が甘い時代に使用方法を誤ると、フタが飛ぶなどの事故はあったらしい。
現在の圧力鍋は、安全装置が何重にもついていて、異常な高圧になるのを防いだり、フタが正しくしめられていないと圧力がかからなかったり、圧力がさがるまでフタが開けられない構造になっています。
活力鍋パスカルの安全構造
フタが正しく閉まっていないと圧力がかからない
フタを閉める時、赤い矢印をまず合わせてからフタの取っ手部分と本体の取っ手部分がぴったり重なるところまで回すと閉まるようになっています。
フタ側に突起があって、本体側の溝にグイっと入っていくのですが、この突起がちゃんとはまるまでは、パッキング安全棒がパッキングを内側に押していて、密閉されないようになっています。
突起がしっかりはまるとパッキング安全棒が引っ込んで、パッキングが正しい位置にきて、フタが密閉されます。
なべ内に圧力がある間はフタが開けられない
圧力がかかると内圧表示ピンが上がり、ふたがロックされて動かせなくなります。
圧力が完全に抜けるまではこの内圧表示ピンが上がったままなので、圧力がある状態でフタが緩むことがなく、事故でフタが吹き飛んだりしない構造になっています。
圧力が下がってフタが開けられるようになるのは、この内圧表示ピンが下がったときです。サバさんの質問の答え『開けてオッケーサイン』はここです!
圧力が上がりすぎないようにオモリで調整する
適度な圧力がかかると、フタのオモリがゆれて蒸気があがります。勢いよくオモリが揺れたら、揺れが止まらない程度の弱火にして加圧時間をセットします。
この蒸気ノズルが詰まってしまうと、蒸気の逃げ場がなくなり、異常高圧になるおそれがあります。
そうなったときの安全装置もついています。(ここでは割愛します。)
でも、そうなることを防ぐために、圧力をかけてはいけない食材、守らなければならない最大調理量があります。
食材や調理量の決まり
豆類は破れた薄皮が蒸気ノズルを塞ぐ恐れが高く、特に最大調理量に注意が必要です。
カレーやシチューのルウは、粘性が高く糊状になって蒸気ノズルを塞ぐ可能性が高いです。絶対に圧力調理しないようにしましょう。
ルウは加圧調理後に、フタを開けたまま入れて調理しましょう。
※図解は活力鍋取扱説明書より拝借しました。
↑ここからダウンロードできます。
T-fal圧力鍋の安全構造
私が持っているのは15年前のクリプソヌーボーというモデルで、現在販売されていません。今のモデルと安全ロックピンなどの形状も違うので、現在のモデルでわかりやすい動画を紹介します。
こちらのティファール公式ページより
圧力鍋の使い方の動画
T-falの圧力鍋も、安全構造は何重にもありますが、外から見てそれがわかりやすい造りにはなっていません。
T-fal公式ページより、このような安全構造となっています。
こちらも活力鍋と同じ理由で最大調理量、カレーやシチューなどのルーは加圧できないなどの注意事項があります。
安全性に関しては、活力鍋、圧力鍋、共に安全です。
水分量の調整について
まずは活力鍋、圧力鍋、それぞれ専用のレシピに従いましょう。
水分はあとから煮詰める、味付けは薄めにしておいてあとから足すのが基本です。
回数をこなせば、自分でアレンジできるようになっていきます。
ただし、活力鍋では加圧時間10分ごとに水を200mL足すように説明書に記載があります。
ティファール圧力鍋では最低250mLの水を入れて調理すること、加圧時間10分増やすごとに200mLの水をたすように説明書に記載があります。
私は経験上、カボチャ煮などはもっと少ない水分量で調理することもあります。
ガラス蓋の必要性について
圧力鍋、活力鍋を、加圧調理のみにしか使わないなら、ガラス蓋は必要ありません。
加圧後にふたをした状態で煮込みたい時、または加圧しない調理にも使いたい場合、一時保存するために蓋が欲しい時は、ガラス蓋があった方が便利です。
説明書をしっかり読んで、正しい使い方で使えば圧力鍋、活力鍋ともに怖いことは何もありません。
楽しくレパートリーを増やしていきましょう!
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