あらいくまたんです
学童の夏休みの試練
ついに映画館でパニックにならずに映画を見ることができた鉄くん。当時6歳。
小学生になり、学童に入りました。
学校がある間はまあいいのですが、夏休みに思わぬ試練がありました。
最近の夏はあまりにも暑すぎて、外遊びできる時間がかなり限られます。
そして雨が降ったりすると、学童も間がもたないため、かなりの確率で「DVDで映画を見よう」という時間になるのでした。
鉄くんが映画苦手なことは本人のアピールにより学童の先生も知っていますが、鉄くん一人のために全員の希望を無視することもできません。
毎日のように映画を見る環境
鉄くんが見てもいいよ、と思えた映画やアニメは
『トムとジェリー』(ゲラゲラ笑いながら)
『おしりたんてい』(ゲラゲラ笑いながら)
『名探偵コナン』(ドキドキワクワク)
『崖の上のポニョ』(静かに泣きながら)
『千と千尋の神隠し』(静かに泣きながら)
静かに泣きながら見る映画は、終わったあと15分くらいは横になって落ち着かないと外遊びにも行けない状態だったそうです。
みんなが見たいけど鉄くんは頑張れなかった映画やアニメは
『ハリー・ポッター』
おそらくディズニーランドのホーンテッドマンションのような雰囲気を感じたのだと思います。ディズニーランドでも本気で怖がって大変でした。
『トイ・ストーリー』
場面展開が早すぎるのと、冒頭の隣の家の子のおもちゃ改造のシーンで恐怖MAXで、以前家で挑戦したときも無理でした。
『ミニオンズ』
これは実はピヨ子も無理だったのですが、おそらく同じ見た目のキャラが同時に大量に出てきて、画面のどこを見たらよいかわからない状態で混乱するようです。
他にもいろいろあったようですが、鉄くんが見てないので題名は思い出せないみたいでした。
鉄くんがDVDを見られる日と見られない日が交互にくるような感じだったようです。
パッケージを見ただけで鉄くん拒否なものは、別の部屋に遊びに言ったり、外のくつ箱のところで鉄くんだけDVDを見ずに本や漫画を読んだりしてやり過ごしたようです。
途中まで頑張って見たけど、途中からドロップアウトするものもあったみたい。
日々たまっていくストレス
ただ、頑張って見る怖くない映画でも、鉄くんにとっては十分疲れるので、連日の映画で鉄くんはものすごいストレスがたまっていて、毎日家で荒れ放題の悲惨な状況でした。
といってもその原因が学童の映画のせいかも、と気づいたのはかなり後になってからでした。
本当にストレスで精神状態がひどい状態だったので、小1の夏休み一杯で学童に通うのはやめ、鍵っ子になって一人帰りをすることにしました。