あらいくまたんです
この続きです。
①
②
③
④
⑤
⑥
筆算は乗りこえたと思っていたのに
小4のわり算の筆算で
再び躓いたピヨ子。
割り算の引き算部分だけを
隣に取り出して
さらに転記ミスまで繰り返す。
そうなった原因は
繰り下がりのときに書く斜線と
繰り下げた数字の上に書く数字と
下の位に書く10という字が
邪魔だから。
これはもう
筆算の最初から
もう一度やり直さないと
ダメだなぁと思いました。
実はこの時までに
何度も
小さい数字かくの
そろそろやめよう?
と提案はしていたんです。
でもその度に
「無理」
と言われ
やめられずにいました。
今回は
ピヨ子自身が
割り算の筆算で躓いたという自覚が
はっきりあったので
渋々同意してくれました。
2桁-1桁の繰り下がりまで
戻りました。
繰り下がりがあったら
斜線をひくことまでは
辞めなくていいよ。
でもその上に1引いた数を書き込むのは
やめよう。
斜線がひいてあったら
1小さくなってる。
どんな時も
1より多く小さくなることはないから。
繰り下がった下の位の上に
10を書くのもやめよう。
繰り下がったら頭の中で
10-『引く数』+『引かれる数』
って考えて。
これをだんだん桁増やしてやるのに
一週間、いや下手したら
1ヶ月かかるかなぁ?
の覚悟で取り組みました。
しかし、
そこはスルッとクリア。
1時間かからずに
桁を増やしていっても
問題なくできるようになりました。
そして繰り下がりの引き算の筆算が
小さい数字たちを書かずに
できるようになったところで
割り算に再挑戦。
ピヨ子の曇っていた表情が
晴れていきました。
これを境に
ピヨ子の計算は
なんとなくモヤモヤした遅さが
なくなっていき
スピードも正確さも
良くなっていきました。
このあとピヨ子は公立中高一貫校の
中学受検に突入し
計算をハンデにすることなく
乗りこえられました。
たぶん
その小さい数字たちは
でてきた最初から
ピヨ子の思考の妨げに
なっていたんだと思います。
あの時に
その小さい数たちを
書かずに身に付けられていれば
割り算で再び躓くことは
なかったと思います。
だから小2でやる最初の時に
小さい数字たちを
書かないでやらせたかったんだよ~。
アスペルガーの子たちは
一度身につけたルールを
あとから変更するのは
とてもとても
大変なんだよ~。
今でも
そろばんができなくなったあの時に
もっと違うアプローチで
脳内バグを取り除く方法が
あったのかもしれないなと
思い返すことがあります。
そんなアイデアは
結局浮かんでこないのですけれど。
あのあとそろばんには
全く触っていませんが
中1の理系のAKR先生の授業で
先日
フラッシュ暗算がでてきて
ピヨ子頭の中でそろばん弾いて
正解していました。
そろばんが
真っ黒な嫌な思い出に
ならずに済んだのは
せめてもの救いです。
今回でピヨ子の計算編は
おしまいです。
最初から最後まで読んで下さった皆さん
ありがとうございました。