あらいくまたんです。
■こちらの記事の続きです■
映画とは別に家族で困っていた問題
映画でパニックを克服しつつあった鉄くんですが、映画とは別に我が家では深刻な問題がありました。
家族旅行です。
家族旅行を上手に楽しめない
旅行に行く前には
「どこに行くの?」
「何をするの?」
「それって楽しいの?」
のオンパレード。
もちろんネットでサイトを見せたり写真を見たりして、イメージを伝えるし、ちゃんと説明もするのですが、納得しないのです。
行く前から残りの家族が疲れてしまう状態でした。
そして旅行の全日程を終え、帰路についた瞬間
「明日は何をするの?」
「え?何もないの?」
「そんなのつまんない!」
「旅行なんか来なければ良かった!」
が始まるのです。
楽しいことがあると、次々に楽しいことがこないと、満足できない。
楽しければ楽しいほど、次はもっと楽しいことがないといけない。
これにはイライラしかしなくて、たいてい帰りの車は険悪ムードになってしまうのでした。
すぐに後部座席の子どもたち2人はぐっすり眠ってしまうのですが、どうしても嫌な雰囲気は残ります。
親としては精一杯皆が楽しめるように計画しているのに、ガッカリしてしまうわけです。
その都度、望ましい振舞い方を教えはするのですが、すぐになおるわけでもないし、一度発した発言が取り消されるわけでも、理解して謝るわけでもない。
これには毎回まいっていました。
それが、鉄くん小3のゴールデンウィークの旅行の時に、大きな変化をとげたのでした。
■その話はこちら■
未知のものは未知として楽しめるようになった
「知らないものは怖いもの」という思い込みがあったらしい鉄くん。
知らない場所に行く旅行は「未知なもの」
知らない感情が沸き起こる映画も「未知なもの」
旅行も映画も、「未知なもの」という点では同じで、その不安は絶大なものだったのでしょう。
そこに付随してくる様々な感情に種類があること、それぞれに折り合いをつけて対処する方法がわかってきた今、やっと「未知なものは未知」として、「未知を楽しめる」ようになったようなのです。
その時はただ、「成長したのね」と思うだけでした。
でも、今このシリーズをまとめて振り返ると、映画苦手を克服するためにやってきたことが、相乗効果をあげたのではないかと思います。
未知なものを楽しみに出来ることで、旅行も楽しめるようになったのでしょう。
続きます。