中2小4 松江塾ママブロガー あらいくまたんの笑門来福【初代公認】

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【英検】S-CBTと従来型の大きな違い。ちゃんと知って準備しよう。

 

あらいくまたんです。

 

 

 

今日は英検の受検方式の違いについて書きたいと思います。

大差ないかと思うと、結構な違いがあります。

全く知らずに受けると泣きます。

ちゃんと知って準備しましょう。

 

一番大きな違いは試験日数と二次のみ合格があるか

 

従来方式

一次試験はリーディング、ライティング、リスニング

二次試験はスピーキング

 

★一次のみの合格はあるが、二次は一次合格してからでないと受けられないので二次のみ合格はない。

 

★合否ではなくCSEスコアを判断基準に英検を利用する場合、二次試験を受けられないと使えない。

 

 

S-CBT

一日でリーディング、ライティング、リスニング、スピーキング

 

★4技能全ての検定が一日で終わるので、一次のみ合格、二次のみ合格があり得る。

 

★合否ではなくCSEスコアを判断基準に英検を利用する場合はこちらの方が安全。

 

 

 

次に大きな違いは試験の4技能の順番

 

従来方式

●一斉にリーディング+ライティング

(その間にリスニングの選択肢にも目を通せる)

●時間が来るとリスニングが始まる

(その間にリーディングやライティングの直しも可能)

●一斉に全員の試験が終わる(途中退室不可)

●合格者のみ、後日スピーキング

 

 

S-CBT

●一斉にスピーキング(全員終わるのを待つ)

●一斉にリスニング

(この間にリーディングやライティングの問題は見られない)

●一斉にリーディング+ライティング

(この間にリスニングの解答直しなどできない)

●終了時間バラバラ(終わったら終了待たずに帰っても良い)

 

 

 

 

面接の違い

 

 

従来方式

生身の面接官と1対1で面接。

 

●声だけでなく、表情や視線などでコミュニケーションをとりながら話せる。

 

●もう一度繰り返してほしいときはこちらから英語でお願いする。

 

●その場の雰囲気で印象が良くなったり悪くなったりする可能性あり。

 

 

S-CBT

画面上に面接官がしゃべる動画が流れる。

 

ヘッドセットをつけて、こちらの声を録音する。

 

録画はされないので、表情や視線などは考慮されない

 

●もう一度繰り返してほしいときは画面のリピートボタンを押すだけ。

(制限時間が目盛りで出るので、時間ギリギリにボタンを押せば時間稼ぎにも使える。)

 

●解答によって次の質問が異なる問題は、YesかNoのボタンをクリックして選ぶ。

 

 

 

出題される問題と問題用紙の持ち帰りと自己採点

 

 

従来方式

●同日に受けた人は全国全員同じ問題

 

●問題冊子の持ち帰り可能

 

●解答速報が発表され、自己採点可能

 

 

 

 

S-CBT

●同日に同会場で同一級を受検しても、出題問題が異なる

 

●画面上で解答し、問題冊子がそもそも存在しないので持ち帰り不可能

 

●ライティング用にメモ用紙が配られるが、回収されるので持ち帰り不可

 

●解答速報はなく、問題も解答も手元に残らないため、自己採点不可能

 

 

他の級の受検者と混ざる可能性

 

従来方式

●受検級ごとに教室が分かれるので他の級が混ざることはない

 

 

 

S-CBT(会場によって異なる可能性あり!!)

●むしろ、隣同士が同じ級にならないように教室内で受検者を配置。

 

 

 

リスニングの形式

 

 

従来方式

大教室で、ラジカセ音源、または放送利用で一斉に聴く

 

 

S-CBT

ヘッドセットをつけて個人で聴く

●隣の席はは違う級だし、仮に同じ級でも出題問題がそれぞれ違う

 

 

解答方法

従来方式

マークシート手書き

 

ライティングも解答用紙に手書き

 

S-CBT

パソコン上で解答をクリック

 

ライティングは解答用紙に手書きかパソコン入力かを出願時に選ぶ。

 

 

 

難易度

従来方式

●毎回必ず新問題が出されるので難易度高め

 

S-CBT

●5~10年前の従来方式の問題が使いまわされているという噂あり。

 

●見たことのある問題に出会う可能性があり、場合によっては難易度低め。

 

 

どっちが良いのか?

これは好みですね。

従来方式のメリット

●スピーキング対策まで手が回らないようなら、一次終了後にゆっくり二次対策ができるのは従来方式の魅力。

 

年3回しかチャンスがなく、そこを目標に定めてスケジュールを組める。

 

●リーディング+ライティングの時間内にリスニング問題の先読みが可能

 

●リスニング中にリーディング+ライティング部分の直しが可能

 

 

S-CBTのメリット

●とにかく忙しく日程調整が難しい人は一日で終わるのがS-CBTの魅力。

 

平日受検ができたり、日程にバリエーションがあり予定を入れやすい。

 

●ヘッドセットで自分好みの音量でリスニングが聞ける。

 

ヘッドホンをつけることで集中できるタイプの人は、リーディングの時間もずっとヘッドホンつけたままできる。

 

●あとで考え直したい問題に付箋マークをつけておく機能がある。未解答問題や付箋マークの問題に戻りやすい

 

 

従来方式のデメリット

年三回しかチャンスがない。

 

●二日間の時間を確保しないといけない。

 

●全員一斉にリスニングで終了のため、途中退室ができない

 

S-CBTのデメリット

●トータルの負担は少ないが、一日で全部やり長時間になるので疲れる

 

スピーキングで失敗すると、それを引きずりながらリスニングを受けるのが精神的に辛いことも。

 

●スピーキングの時、まわりの音が気になってしまう人は集中できない恐れ。

(もちろん、アナウンスの声はきこえませんが、受検者がしゃべる声は多少は聞こえます。)

 

●スピーキングで音量調整などをして時間を使うと、自分以外誰もしゃべっていない状況になり気を遣う。

(音量調節のために何度もやり直せる場面があるけど、誰もそれをしないと自分だけ終わるのが遅くなる。)

 

●リーディング中にリスニングの先読みがしたい人、リスニング中にリーディングやライティングの直しをしたい人は、S-CBTだとできない。

 

●リスニング中、一問解答し終えて次の問題の先読みをすることはできるが、現在の問題の解答時間終了前に強制的に現在放送中の問題に戻らされる

(今どの問題を放送しているかの迷子にはならないが先読みしていると混乱する。)

 

 

我が家の経験

 

我が家の中1ピヨ子は小5で受けた英検2級のみS-CBTで、それ以外は全て従来方式で受検しました。

 

中1で準1級を受けた時は特に、面接対策をやっている暇がなかったので、1次が終わって(合格する気がしなかったので何もしておらず)一次合格の結果が出てからあわてて面接対策をしました。

 

■英検準1級合格の記事はこちら■

 

あらいくまたんは大学生時代に準2級までしか取得していなかったので、ピヨ子の2級受検に合わせて一緒に単語などを勉強しました。

 

S-CBTでの受検はこの時が初めてでした。

ピヨ子と同じ2級を同じ日に同じ会場で受検しました。

 

 

従来方式とS-CBTの違いは事前に調べてあり、特に試験の順番がスピーキング→リスニング→リーディング+ライティングであることにはかなりの衝撃を受けて、そのつもりで過去問演習もして準備しました。

 

 

でも、リスニングを先読みしていたら強制的に今放送している問題に戻らされるのは知らなくて混乱しました。

 

そしてリスニングの時間終了間際、リーディング中にリスニングの答えを直したりできないとは思わなかったので、時間ピッタリにザンっっと電源を落とされたような感覚でリスニング画面が消えて、解答し損ねてショックを受けました。

 

あらいくまたんは満点狙いだったので、最後まで何度も見直しをしてギリギリ時間まで粘りました。

 

 

他の級の人はそもそも試験時間が短いのでどんどん帰っていきます。

 

最後まで終わって教室を出る時、残っていたのは数人で、ピヨ子の姿はそこにありませんでした

ピヨ子は終了時間のかなり前に退出して別室で待たされていました。

見直ししようよ!!

 

 

全部終わって、帰り道に「あの長文の文章、ベビーサインの話ですごく面白かったよね。」とピヨ子に話しかけたら、「え、そんな問題なかったけど。」

えーーーと思って、いろんな問題について確認し合うと、二人の問題は全く違う、ということが判明しました。

 

なるほど、だからきっと問題の使いまわしもあるし、いろんな年のいろんな問題がシャッフルされて出題されているらしい。

だからメモも含めて一切の問題の持ち帰りが不可なんですね。

 

 

そしてピヨ子もあらいくまたんも、「従来方式の過去問より、簡単だったよね。」という感想でした。

 

 

ネットでもいくつか過去問の使いまわしの口コミを見ました。

ただ、あくまでも個人の感想なので、本当のところは知りません。

 

S-CBTと従来方式の違いを知って、心の準備と対策をしましょう。