あらいくまたんです。《^=・(⊥)・=^》
だいぶ日にちがたってしまいましたが、5月にピヨ子の授業参観に行ってきました。
英語はかなり特色のある教え方をする学校だと思います。
クラスを半分の20人にわけて行う、少人数授業。
ピヨ子達中学生は口を揃えて
「英語は体育だ!」
と言ってます。
英語は体育
英語の歌を熱唱するところから始まり
2人ペアでチャンクで短文を1分間。
そのペアを次々入れ替えて10回くらい繰り返す。
全部立ってやるし、1分間しゃべりまくったら、ペアを変えるために移動して、✊✌️✋して、また1分間、そして移動、、、。
これが、文法をじっくりやるわけではないこの学校の英語の強みになっていて、これだけやると、覚えようとしなくても、覚えちゃうみたい。
昨年初めてみたときは、英語初学の子に、この授業は大丈夫か?と心配したものの、この授業を1年間みっちりやったこの学校の子は、結構な会話ができるようになっていました。
普通の公立中だと、ここまで1回の授業でしゃべりまくることはないでしょう。
文法はたまにやる
文法はたまに解説が入るらしい。
テスト前にまとめてワークに取り組んで文法の穴をうめていくスタイルっぽい。
ピヨ子は既に納豆英文法も学んだし、英検準1級もとったし、会話は毎月1回オンラインの先生と1時間英語オンリーでしゃべれるようになりました。
むしろこれ以上学校の英語のために家で時間をとられたくないのが正直なところ。
毎日書く課題
しかしこの学校は毎日見開き1ページ、ビッチリ英文または英単語を、書かないといけない課題があります。
授業の度に、全員そのページを開いて、友達のやったノートをみてまわり、コメントをかきこんでいくっていう時間があります。
(これも1分間で5 人以上にサインしないといけない、タイムアタック)
内容はできる限り授業の復習で、書くだけでなく音読するように、との課題。
でも単語練習でも、英作文して日記を書いても、何でも🆗。
見やすく、は求められていなくて、隙間なくビッチリ、しかも対訳などの日本語は書いてもいいけど、4線には英語のみ、日本語は行間に書く。
そしてピヨ子はこの課題にいつも1時間とられている、、、、。
それならせめて、自分に役立つものをやってよ、と英検準1級の単語をやらせたり、今はヨコマク先生おすすめのオールインワンをやらせています。
What am I ?
最近の英語の授業は、''What am I ?''というゲームを1時間につき3人やっているそう。
発表担当に当たった子は、自分がなりきるものと、ヒント1~3を授業までに考えてきて、スタート。
(やりとりは全て英語ですよ。)
ヒント1「私はイギリス人です。」
これに対し、他の子が1分間質問していき、答える。
「何歳?」
「ティーネイジャーです。」
「あなたはアニメのキャラクター?」
「違います。」
「あなたは本の登場人物?」
「そうです。」
「あなたは、映画にでている?」
「はい。」
「あなたは男の子?」
「はい。」
ヒント2「私はメガネをかけています。」
「あなたは丸いメガネをかけている?」
「はい。」
「あなたは魔法使い?」
「はい。」
「あなたは魔法の学校に行っている?」
「はい。」
ヒント3「私はホウキに乗って飛べます」
「あなたは冒険したことがある?」
「はい。たっくさん!」
「あなたは強い敵と戦った?」
「はい。」
「あなたはフクロウをもっている?」
「はい。」
答えがわかってからも、より詳しい質問を重ねていきます。
そして最後に「さて、私は誰でしょう?」
一斉に「あなたはハリー・ポッター!!」
「正解です!」
こんな感じです。
さらに細かく言うと、これをやる時4人班に分かれて、さらに誰が質問したかをカウントする係と、質問内容を書きとる係がいる。
質問した班に1問1ポイント入り、正解した班にもポイントが入る。
前で発表した子には質問内容を書きとった紙が渡される。
授業参観中も、3人やりました。
ピヨ子のクラスでは、
1人目「すみっコぐらしのしろくま」
2人目「トトロ」
3人目「ハリー・ポッター」
とっても面白かったので、隣のクラスの英語も見に行きました。(ピヨ子のクラス、家庭科2時間で、これがつまらない授業だった🤣)
2人目の最後で入って、すごく盛り上がっていました。
3人目
ヒント1「私は女性です。」
「どこであなたに会えますか?」
「ここで。」
「どのくらいの頻度であなたに会えますか?」
「ウィークデーに会えます。」
「髪は長い?」
「ミディアムヘアです。」
「あなたは何歳ですか?」
「そんなこと気にしない。でもいつも言うの『今日が私の誕生日だって』」
ここで大爆笑。
全員答えを知りました。
何故なら、この英語の先生が毎日言うセリフだったから。
ヒント2も3も、そのあとの質問も、どんどん深い内容にきりこんでいって大盛り上がり。
先生がここではこんな質問もできるんじゃない?
''How~?'' ''Where~?'' ''How often~?''などの使いどころを提案、次の子に使ってみる、など、活発なやりとり。
感心しました。
私が見る前に発表した子は、もっと高度だったそう。
いろんなヒント、質問が出たけど、まだ正解につながるものにたどりつけず。
「何歳ですか?」
「永遠の37歳だっていつも言うけど、本当は43歳。」
そして正解は、その子のお母さんだったそう。
ピヨ子は何になったの?
帰ってからピヨ子に、ピヨコ担当だった時は何になったのか聞いてみました。
ヒント1「私はおいしいです」
ヒント2「私のパッケージは赤いです」
みなが、ポッキーかな、という流れになりつつあったところで
ヒント3 ''You can't stop eating me. ''
ああ!!となり
答えは「かっぱえびせん」
で、かなり盛り上がったそうです。
まず会話、の授業の可能性をみた
昨年も参観しましたが、こんなやりとりが一瞬の切れ間もなく繰り広げられる授業に、感動すら覚えました。
まず文法、でもまず単語、でもない、まず会話、の授業。
ついていけない子もいるのでは?
文法はどうなる?
という心配をよそに、
圧倒的な会話量と、
チャンクの例文を繰り返すことで自然に覚えちゃう、
このやり方、
もともとの基礎学力の高いこの集団なら、なんとかなってしまうのだな、と妙に納得しました。
続きます