あらいくまたんです。
《^=・(⊥)・=^》
練習
ピヨ子たちが選んだYELLは、いきものがかりの名曲ですが、第76回NHK全国音楽コンクール・中学校の部の課題曲になった合唱曲でもあります。
リズムもそれなりに複雑で、ハモリも結構難しい。
混声3部合唱で、単なるハモリだけでなく、パートごとの掛け合いもあって、ドラマチックな展開。
この曲、ピヨ子の2期上の先輩たちが、2年生の時に一回選曲するも、練習してみると全くうまくいかず、途中であきらめて音楽の授業でやった別の曲に変更した、という過去のある曲だったそう。
その年は、リズムがうまくとれずに空中分解してしまったそう。
選曲の時、その情報も皆に伝えたうえで、それでもやりたい、とこの曲に決まったそう。
少ない練習期間で仕上げるために、パート練習、全体練習をどう割り振るか、というところから幹部が決めていきます。
パート練習それぞれでどんなことをやったか、課題は何か、などをチームスで共有しながらすすめていっていました。
練習の進捗状況をチラホラ聞きながら、なかなか難航しているらしい、ということは伝わってきました。
ハモリが汚すぎる、と悩んでいました。
本番5日前の悩み
本番まで1週間を切り、今日は録音してきた、と音源を聞かせてもらいました。
想像していたより、Aメロはそれなりに聞ける状態でした。
でも、ハモリは確かに汚い。
ただ、特定の人が音とれてないわけではなく、全体的に音程が低くて気持ち悪い。
練習で、ハモリが汚いところを電子音出して合わせて、ということを繰り返しているけど、そもそもその練習に意味がない、音を聞いてもどう違うのかわからない、と男子に言われたと。
そして、せっかく曲調がかわったり、主旋律のパートが変わったりする展開なのに、全体を通して同じ歌い方で、2番からだんだん飽きてくる。
音楽経験者の親からのアドバイス
あらいくまたんも、オットセイも吹奏楽部出身。
高校生の頃はそれぞれ、クラスの合唱祭でも指揮をやっていたり伴奏をやっていたり、それなりに音楽に関しては経験あり。
2人ともの共通意見として
●音程は、全体的に低いから、一部分取り出して何かしても、あんまり効果なさそう。それやるなら、しっかり音がとれている人にちょっと気を付けて高めに音とるように意識してもらうことで、全体的に底上げできるかも。
●音程よりも、合唱は強弱が大事。
まずはどのパートがメロディラインなのかを全員の共通認識としてもつこと。
それ以外のパートはぐっと引く!
とくに「あー」と伸ばし音のソプラノ、うるさい!!!
思い切ってハミングにかえてみたら?
メロディラインが浮き上がれば、音程はそんなに気にならないはず。
これを幹部内で共有したところ、他の幹部のバンド経験者の親からも、全く同じアドバイスをもらったと、皆で震えたそうです。
1回の練習で見違える
あと5日と言っても、土日をはさみ、実質あと2回しか練習できない。
実際の練習の前に、文章で皆に伝え、パートごとにメロディラインをしっかり意識すること、それ以外のパート(特にソプラノ)は引くことを徹底させました。
そして全体であわせてみると
見違えるほど、ハモリの汚さは気にならなくなり、ぐっと良くなった!
これなら何とかなるかも!
そして、日曜日に、行ける人だけカラオケで練習。
ソプラノの高音とか、ハモリの音とりとか、闇練を頑張ったみたい。
本番前最後の体育館練習
また録音してきて聞かせてくれました。
短期間で、よくここまで上げてきた!
バラバラだった皆の心も、かなりまとまってきたのがわかりました。
続きます