あらいくまたんです
こちらのシリーズの第2段になります
↓
https://araikumatan.hatenablog.com/entry/2023/10/10/132033
3回で終わる予定が全部で4回になりそう。
あれは鉄くんが
小学1年生の夏休みのことじゃった
今回は小3鉄くん🚃電車博士のお話~
鉄くんは
机に向かって作業や勉強するのが
とても苦手でした
カプラとか
プラレールとか
そういう遊びには
床にはいつくばって
電車の視線まで自分がさがり
よく飽きないなぁと感心するぐらい
何時間でも集中するのですが
勉強とか
ぬり絵とか
折り紙とか
お絵かきとか
とにかく机に向かって
椅子に座っているのが
5分もたない
でも小学生になっても
そのままでは困るし
興味あることなら
集中するわけだし
とにかく
座って机に向かうことの
ハードルを下げたい!
夏休みの自由研究に
鉄くんの電車への愛を使って
乗り越えていただきましょう
まずはオットセイが
丸1日を費やして
2人で東京駅に行き
ホームが何個あるのか
何番線に何線の
何という電車がとまっているのかを
片っ端から写真とってメモ!
地上だけでなく
地下も
新幹線ホームも
ちょっと離れたとこにある
京葉線も全部
そして
駅から出て
屋上から全ての線路が見渡せる場所で
10分間で何本の電車が通るかを数えました
ここまでは楽しくできるの当たり前~
ここからが修羅場の連続
とにかくノートに全てのホームと
何線の何という電車でどこ行きか
書きこむ作業
これがピヨ子なら
今日はこの項目をやっといてね
と言えば
あらいくまたんが仕事から戻るまでに
一人でできたのですが
何せ相手は鉄くんですから
そんなやり方は通用せず
ぴたりはりついて
1行ずつえんぴつで
書いてもらう
でも電車の知識は鉄くんの方が
たくさん持っているので
こちらはずっと
「教えてもらう」体で接する
おわったら今度はペンで書く
項目ごとに色を変えよう
だから今日は何番線のとこだけ黒で
明日は何線のとこだけ赤で
その次はどこ行きだけ青で
1日1個ずつ進め
えんぴつの線を消すのは
あらいくまたんの作業
予想通り
ずっと書いていられるほどの集中力はなく
何度も休憩と言って席をたつ
終わりが見えないが
全拒否ではないし
少しずつ机で作業できる時間が
のびてきたような?
写真をはるのも大変で
フィルムかけて
くっつかないようにするのは
あらいくまたんの作業
両面テープつけて渡して
鉄くんはそれをはがしてはるだけ
まるニ週間はかけて
なんとか全ページをやりきりました。
あらいくまたんは
来る日も来る日も
なかなか進まない鉄くんにつきあうのが
とにかく疲れましたが
初めて鉄くんが
長時間机に向かって作業したものが
学校に提出できるクオリティーで
仕上がったことに感動しました🐱
そして二年生の夏休み
今度は京都の鉄道博物館に
オットセイと2人で泊まりがけで
(ピヨ子は受検生のため
あらいくまたんと居残り)
旅行した全ての行程
と乗った電車、時間
これまた写真に残し
鉄博のことも書き
京都市内の電車の旅も全部のせた
旅行記に挑戦
今度は自分から
鉄道路線図の線の色と同じにしようと
発案し
何時何分どこ発どこ行きの
何線の何という電車に乗ったのかを
路線図の色分けと同じにして線でつなぎ
味のある旅行記を仕上げました
今度は見開きページで
写真が重ならないように
写真を配置したので
フィルムカバーはつけず
自分で裏にのりをつけて
自分で貼ってもらいました
でもまだまだ
これやっといてね
と放置したら
全然進められないので
やるときはつきっきりで
サポートが必要でしたよ
そして3年生になり
何とクラスで学級新聞を作る係になり
図書館で『学級新聞の作り方』的な
本を何冊も借りてきて
今度は自分で作り始めたのです
さらにさらに
掲示係というのも引き受けて
季節の折り紙を
自分で作りたいものを
ネットで折り方を検索して調べて
作っていくようになりました
いつの間にか折り紙も
かなり上手に折れるようになっていました
あんなに机に向かって作業するのが
苦手だったのに
自分から机に向かう作業を
選ぶようになるとは
これからも
ここぞというときの
親のサポートは
続けていかなきゃね
そうだよ
鉄くんはこんなにもスローペースで
一人で取り組むのが苦手な子
だったんだ
いきなり自学ができるように
なるわけないってこと
あらいくまたんがちゃんと
わかっているはずなのに
できるようになるための
スモールステップの
サポートじゃなくて
いきなり大きなハードルだけ
与えちゃってるのかなぁ
コロナ中にひどくなった喘息が
落ち着いてきたと思ったらまた悪化し
10月はまだ1回しか
学校に行けていない鉄くん
すっかり自学しない子に
リセットされてしまった
振り出しに戻って
がんばろうっと