あらいくまたんです。
この記事はリライトしました。
我が家の中1ピヨ子小3鉄くん二人とも
習字は習っていません。
でも毎年冬休みの書初めの宿題で
おうち書道教室によって
かなり上達しています。
ちなみにあらいくまたんは
小1~中2までだったかな?
昔習字を習っていましたが、
段の賞状も持っていますが、大人になって
有段者の書を見るとレベルが違うので、
持っている検定や賞状は信用できるのか、
よくわからないレベルの腕です。
でも書くのは好き🎵
今日はそんな我が家の
習字の取り組みについて
書きたいと思います。
あくまでも我が家流なので、参考程度にどうぞ。
水で練習します
準備 ー あると便利なもの
呉竹 水でお習字
大筆(ダルマ筆)
水を入れるビンまたは深皿
①まずは練習前にどんな字がかけるかお題を書いてみましょう
鉄くん小1の時のお題です。
筆を持つのは初めて。
4学年上の姉ピヨ子が毎年書いている
のは見ていた以外の経験なし。
鉄くんの小学校では
1、2年生の冬休みの宿題は
フエルトペンのため
毛筆は宿題ではないのですが、
本人がやりたいというので挑戦。
左も私の予想よりは上手だったので
びっくりしました。
1時間の練習で右のようになるまでに
何をしたかを書いていきます。
なんたって鉄くんですから、
スモールステップでやらないと
上手くいかなくて発狂します。
一旦字のことは忘れます。
②姿勢と重心移動
長い下敷きの上にお手本を置き
足を開いて長い下敷きをまたいで
膝立ちになります。
おしりはかかとの上に軽くのせましょうか。
左手で軽くお手本を押さえます。
このとき左手に全体重をかけちゃ
ダメですよ。
右手にまだ筆を持たずに
お手本を指でなぞりましょう。
このとき、手首をくるくるまわしちゃ
だめです。
基本的には肘から先は一体となっていて
動かさないイメージで、
手を動かすときは手首ではなく肘から、
できれば体全体を動かして
字をなぞりましょう。
ももからお尻を全体に柔らかく動かして
なめらかに重心移動できることが
ポイントです。
③下敷きの上に水でお習字の半紙をおき筆を持ちます。
持ち方は教科書とか、ネットの写真を参考にしてください。
④水をつけて筆先を整えます。
慣れるまではここも
うまくいかないポイントです。
たっぷり水をつけて、
ボタボタ垂れなくなるまで
様子を見ながら筆先を整えましょう。
⑤直線を書きます。
その筆で書ける一番細い線と一番太い線、
その中間の線を何種類か入れて
書けるように練習します。
ヨコの線ができたらタテの線も。
ここが一番重要だと思っています。
ここでとにかく太い線を
いつでも書けるようにすれば、
低学年のうちはそれだけでも
なんとか格好がつきます。
どんなに形よく書けても、
細い線だと評価されにくいです。
⑥お絵描き感覚で他の線を練習します。
くるくる、ギザギザ、トメ、ハネ、ハライなど
お絵描き感覚で練習しましょう。
初めてのときはここはうまくできなくても、
とにかく③の太く書くことだけはできるようにしましょう。
⑦字を書きます。
まずは1文字ずつお手本を見ながら書き、
それぞれの書き始める位置、終わる位置、
線の太さ、など確認して練習します。
そのあと仕上げにお題の字全部を
必要な文字数分、水でお習字の半紙を並べて
書きましょう。
最終的に筆で書くときの用紙幅は
これより狭くなるので
ちょっと注意が必要ですが
筆運びの練習には
とても良いやり方だと思います。
我が家の場合はここまでで一日目終了です。
⑧片づけ
水なので、筆洗いは必要なく、乾かすだけ。
用具も墨汁使ってないのでしまうだけ。
水でお習字の半紙は完全に乾くまで
待ってから片づけましょう。
何ならこの段階では下敷きも
出さなくても大丈夫なので、
もっとハードル低く取り組めます。
墨汁を使って書きます
我が家では水で練習する日と
墨汁で練習する日は分けています。
①準備
新聞紙を敷き
(必要な方はその下にビニールシート)
下敷きを敷き
新聞紙を畳んだ上に墨池硯、筆置き、ぞうきんなどを置き
(次の字に行くとき畳んだ新聞紙部分を
ひっぱれば全部ついてくるので使いやすい)
左にお手本を置き
書いたものを広げておく場所も
新聞紙を広げて確保します。
下敷きの上に書初め用紙をセットし
文鎮で上部を押さえます。
②左手でしっかり紙を押さえます!
水との一番の違いはここです。
水でお習字の半紙は画用紙みたいに
しっかりしているので
あんまりおさえてなくても大丈夫ですが、
書初め用紙や半紙はぺらぺらで、
筆を離すときにも
ちゃんと紙を押さえていないと
紙が筆にくっついてきて大変なことになります。
ここ、重要です。
③墨汁を使って字を書きます。
水でお習字の紙は、ほぼ水を吸わないので
何回も水を付けなおさなくても書けますが
墨汁と書初め用紙は結構吸うので、
まず墨汁をしっかりつけること、
必要なところでちゃんと付けなおすことが
大事です。
かすれてしまうとそれだけで元気がなくなります。
③必要なら部分練習します。
必要なら水でやった⑤⑥の練習も
墨汁をつけた筆でやります。
水の時にしっかりやっておけば
やらなくて良い感じ。
半紙ではなく新聞紙に書くと
半紙の枚数を気にせずできます。
でも新聞紙もあまり墨汁を吸わないので、
吸われる感覚に慣れるためには
書初め用紙または半紙での練習も必要です。
④納得の字が書けるまで練習します。
1枚書くごとに、どこが良かったか、
どこを直すともっと良くなるかを
本人に言ってもらい、こちらからも
アドバイスします。
我が家はあんまり集中力続かないので
せいぜい5枚、頑張って10枚が限度ですね。
どうでしょうか?
習字を習っていなくてここまで書ければ上出来ですよね?
一日書初め講習に参加
地元で、常設の書道教室はやっていないけど
年末だけ一日書初め講習を毎年やってくれる
書道家の先生がいます。
我が家は家でここまで練習してから
毎年この講座に参加しています。
準備から片づけまで2時間ですが、
何かつかめるとすごい上達します。
ピヨ子5年生の時の講習前後の作品です。
この時は「わ」の成り立ちが「和」から
きていることを教わった後、劇的に良くなりました。
昨年末は申し込んでいたけど
コロナ感染により
参加できませんでした。
今年は参加するぞ!
左からピヨ子小1~小6、鉄くん小1、2
金賞、特選、書星会賞など、何かしらの賞を頂けています。
水でお習字を導入して太い線を意識させたのは
ピヨ子小2のときからです。
「うま」と「みどり」の線の太さの違い、
全然違いますよね?
まとめ
●とにかくまずは太い線が書けるように!
●細かいことは気にしない!
●ビフォーアフターを比べて上達を実感しよう!
(水での練習は最初と最後の写真をとっておこう!)
読者登録させていただいているg3さんが
片づけも含めて1時間、本番1枚しか書かない
取り組み方の記事を以前書かれていました。
筆運びの技術がないと
この完成度は難しいですが
母が事前準備をここまですると
時間がない受験生などでも最短時間で
最大の力を発揮できるんですね。
と感心したので、言及させていただきます。
今年はえんぴつの印、やってみようっと。
番外編 おススメのだるま筆は?
おススメのだるま筆についてお問い合わせをいただきました。
専門家でも何でもありませんが、我が家の鉄くんが使っているだるま筆の穂先の長さと直径から、ネットで簡単に買えるものの中でこのあたりがいいのではないか、というものをいくつか選んでみました。
我が家の筆は穂先の長さが71mm、穂径が18mmでした。
実際に使っているものはネット上で見つけられなかったため、実際書いて試したものではないことをご了承ください。
だるま筆の号数はものによって長さや直径が異なるので、穂先の長さと直径で選んだほうが良さそう、と今回調べてみて感じました。
すこしでも参考になれば幸いです。