あらいくまたんです。
先週末、鉄くんと大げんかをしました。
発端は、学校の理科の授業に使う工作道具について。
🚆理科の授業で工作があるから材料用意しないといけないの
🐻そうなの
🚆うちにビーズってある?
🐻あるけど、どんな大きさのが必要?
針と糸で使う小さいのから、紐を手で通せる大きなのまで、いろいろあるよ。
🚆そんなの知らないよ!これ見て決めてよ!
🐻その態度じゃ、絶対に手助けしないよ。
🚆うっせー!早く用意しろよ!!
このあと、久しぶりに本格的な暴力がでた。
前は、ここまでいったら、その日はもう、まともに話すこともできなかった。
今回、ひとしきり暴力が出たあと、抱き締めて言った。
🐻本当はこんなことしたいんじゃないよね?鉄くんがそんな子じゃないって知ってるよ?
グワッとなり大泣きしながら
🚆ごめ、、、ん、、なさ、、い
グワッ
パニックの最中に、自分から謝ってきた。
そんなことは、これが初めてな気がする。
もう少し落ちついてから、目をみて話す。
🐻鉄くんは今まで、どんな感情も怒りに変えてきた。
映画で怖いときも、不安なときも、疲れてやる気がないときも、勉強でわからないときも、何をすればいいのかわからなくて困ったときも。
全部を怒りの感情に変えてきたよね。
でも、感情には種類があるってわかって、それぞれの感情とどう付き合えばいいのかを学んで、映画の苦手を克服したよね。
さっきの理科の準備のことも、同じだよ。
「うちにはビーズがある?」って聞かれたから、ビーズにはたくさんの種類があるから、「どんなのが必要なのか、教えて」って聞いただけだよ。
おこらないで、説明するか、わからないなら、「ここを一緒にみて、どれを用意すればいいのか教えて」ってお願いする必要があったんだよ。
それなのに、「わからない」感情を怒りに変えて、「これ見て用意しろよ!!」なんて言われたら、絶対用意なんてしないよ。
人が動くには、頼みかたってものがあるでしょう?
それをわかって欲しい。
一年前の鉄くんには、こんな話をしても、理解できなかったよね。
松江塾で一年間、音読や3語単文を頑張ってきたし、感情の種類もわかるようになって、映画の苦手も克服できた。
今なら、理解できるね?
コクリと頷く。
🚆さっきはごめんなさい。
これの準備しないといけないから、一緒に見て、教えて下さい。
まだまだ癇癪はなくならないけど、何を言っても通じない状態だった一年前に比べれば、100万倍まともになっている。
地道な取り組みは、無駄じゃない。
諦めなければいい。
自分で言っておいて、忘れそうになると、誰かがブログで私が言ったこの発言を心にとめている、と書いてくださる。
私もまた、身を引き締める。
ありがとうございます。
頑張ろう。