あらいくまたんです。
ちょっと前に、読者登録させてもらっているこしあんさんとコメントのやりとりをしました。
こしあんさんのお子さんが、まだひらがなをうまく書けないけど、松江塾に入って頑張っている様子。
こしあんさんはじめ、お義母さんやご主人がそれぞれ素敵な関わり方をしていて、すごくひきこまれるブログです。
長い長いコメントを残してしまったのですが、その時、我が家の鉄くんはひらがなを書けるようになるまでに、すんなりはいかなかったことを思い出しました。
勉強以前に、塗り絵が苦手だった鉄くんと、超得意だったピヨ子
鉄くんはそもそも、机に30分向かって座っていることが困難な子でした。
癇癪もひどくて、いろんなことに苦労してきました。
が、思い返してみると、文字を書く以前に、塗り絵の才能が絶望的な感じでした。
塗り絵といえば、ピヨ子は塗り絵の才能がピカイチでした。
これは3歳になったばかりの頃のピヨ子の作品です。
バーバパパの絵本にはまり、試しに私が表紙の絵を真似して書いてあげると、喜んで塗り絵を始めました。
塗り始めると1時間以上集中して塗り続け、毎日1枚塗って2週間で驚くほど上手に塗れるようになりました。
はみ出さないこともすごいけれど、白い部分を白いまま残すことが3歳でできるの?とビックリしました。
そのあとその辺で適当に買ってきたドレスの塗り絵にはまり、その配色センス、塗り方の上手さに舌を巻いたものです。
これは3歳9か月。
それに比べて、鉄くんはそもそも塗り絵に興味を示さず、塗ってもイラストの線は無視。最後まで塗り終えることなど皆無で、毎回適当にぐちゃぐちゃに書いておしまいでした。
鉄くん3歳の頃の作品
ピヨ子がオカシイくらいに上手すぎるのであって、もしかしたら3歳ってこんなもん?と思いながらも、これ大丈夫なのかしら。。。と不安になったものです。
今考えると有効だっためいろを使った運筆練習
次に、迷路の壁の線に触らないでゴールまで線を書けるようになることを目標にしました。
何回も使いたいけど、コピーも面倒。
そこで、色鉛筆を使い、薄い色から始めます。
たいていどこかが線にかぶっているので、
「ここが壁の線にぶつかっちゃったねぇ。
次はこの色で、ぶつからないようにやってごらん。」
と、5色くらいだんだん濃い色に変えて使っていくうちに、うまくできるようになっていきました。
本屋で探すとき、いろんな迷路の本がありました。
くもんのめいろ、同じシリーズも、
2、3、4歳用
3、4、5歳用
4、5、6歳用
などと分かれてその中にもたくさん種類がありました。
でも、この迷路の壁の線に触れないようにやる、という方法には、上記のものが最適に感じました。
私が感じたこの本の良さはこちらです。
●迷路自体の難しさはそれほどないが、ある程度先読みが必要で、空間把握力を鍛えられる。
●迷路の幅が最初から最後まで一定であるものが多く、その真ん中に線を書くことに集中しやすい。
本来の使い方とちょっと違うかもしれませんが、なかなかうまい使い方だったと思います。
実際には、お子さんが興味をもてる本を選ぶのがいいですよね。
いつの間にか塗り絵がうまくできるようになっていた
迷路を使っての運筆練習は、1冊終わる頃にはかなり上手になっていきました。
鉄くん5歳。これがうまく塗れたことがきっかけで、塗り絵が好きになりました。
姉がはまっていた塗り絵本のまだ塗っていなかったページを塗る鉄くん。
姉を彷彿とさせる配色センス。これも5歳。
コロナの休校期間に塗り絵にいそしむ姉と弟
ピヨ子の作品↑
ひらがなの練習は?
鉄くんは、ひらがなに興味を示すのが遅かったので、書くより読めるようになる方が大変だった気がします。
それも、鉄くんが興味をもてるよう、電車のひらがなの本を見つけだして与えると、これはよろこんで何回も読み、すぐに読めるようになりました。
癇癪もひどかった鉄くんが低学年で使った問題集はこちらにまとめてあります。
主にピヨ子も鉄くんも、ひらがなの書く練習はこの記事の中にもある、ホワイトボードマーカーで書く絵本を使いました。
すぐ消せるし、筆圧も必要なく、ひらがなの形を覚えるには、紙に鉛筆で書くよりもハードルが低くおススメです。
そういえば、忘れていたこちらの本も役にたちました。
書くより前に、指でなぞりながら、形のイメージをつけるのに良かったです。
ひらがなが書けるようになったあと、よりキレイに書けるようになるために使うのも良いです。
ピヨ子はその目的でこれを使い、それなりに効果があった気がします。
そしてこちらも。
この最初の方に、ひらがなの練習とともに運筆練習のコーナーがありました。
こんなの役にたつ?と思っていたのですが、やらせてみると、最初はうまく書けず、でも何回もやるうちにだんだん上手になるのがわかりました。
これも、薄い色の色鉛筆からだんだん濃い色に変えて、複数回練習できます。
ひらがなを書く方は、塗り絵があまりにできないのでそちらの対策をしている間に、いつの間にかそんなに苦労しなくても書けるようになっていった気がします。
(他が大変だったのでその部分の記憶があまり定かではありません。)
このあたりは苦労する子とまったく苦労しない子にわかれそうです。
鉄くんにはこの方法が有効でしたが、点つなぎの方が合う子、運筆用のドリルの方が有効な子、いろいろいると思います。
それぞれの子にあったやり方は、親が工夫していくしかないと思っています。
わが子に最適な方法が、見つけられますように。
塗り絵の次は、絵画や習字を得意にするために親ができること
わが子の得意を増やすには、たくさんの習い事より、家でじっくり取り組むことが有効なこともあります。
我が家は絵画や習字も家での取り組みで得意に変えていくことができました。
無理かなあと思うことも、スモールステップでじわじわと諦めずに取り組めば、できるようになる!
と信じて、親は諦めなければいい。
(日々のいろんなことで、何かを諦めそうになるころ、自分でこれをつぶやいて、また前を向くことにしています。)